道路陥没 狛江市の下水道は大丈夫か

埼玉県八潮市で起きた陥没事故は下水道管の破損が原因ではないかと言われています。事故が起きれば市民の安心安全を大きく脅かすだけなく、下水道の使用制限など市民生活に大きな影響を与えます。

そこで気になるのは狛江市の下水道管は大丈夫なのか?ということです。狛江市の下水道を管理するのは都と狛江市です。

▽東京都下水道局が管理する「流域下水道幹線」二本。(八潮市で破損が疑われる下水道管も幹線にあたる)

〇流域下水道野川幹線(直径2メートル規模)

調布市→一中通り→市役所の東側→いちょう通り→世田谷通り→ 世田谷区へ

〇流域下水道調布幹線(直径1メートル強規模)

調布市→多摩川住宅→六郷さくら通り→市役所の南側→いちょう通り→世田谷区へ。両幹線の汚水は最終的には大田区にある森ケ崎水再生センターで処理されます。 

東京都下水道局は定期的に点検を行い、必要な場合は補修を行っているとのことで、方法には人による点検やラジコンや小型船を用いる方法など複数あるそうです。国は今回の事故を受けて東京都下水道局に対して緊急点検を指示しましたが「清瀬水再生センター」につながる流域下水道幹線で八潮市と同様の直径が大きい下水道幹線(事故に関連する幹線の直径は約4.75メートル)が対象です。狛江を流れる幹線は直径が小さいため対象となっていません。

▽幹線以外の狛江市が管理する下水道

狛江市によれば全長200キロに及びエリアを決めて定期的に点検を実施しているとのことです。老朽化した下水道管の破損を原因とする小規模な道路陥没はこれまでも発生していて発見次第、すみやかに修理を行っているそうです。対策費用は令和6年度の予算では8600万円にのぼります。高度成長期に整備された下水道管は老朽化が進んでいます。今後も改修・修繕の必要性は高まると思われます。

>小木哲朗 -狛江・生活者ネットワーク

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