小木てつろうの「あのとき」 vol.7 -テレビ朝日勤務時代(3)

報道ステーションプロデューサー 2006年~2011年

東日本大震災で地域に密着した報道の重要性を認識

2011年3月11日 報道ステーション2代目のプロデューサー時代に
東日本大震災が発生した。
未曽有の被害は記憶に新しくまだ被災地の復興は半ばである。
当時を振り返る。大地震と津波で複数の発電所が停止したことで
電力の需要と供給のバランスが崩れた。
首都圏全体に大規模停電が発生する恐れがあったため3月14日から計画停電が実施されることになった。
政府が発表したのは実施前夜の3月13日。
政府機能が集中する千代田区や港区以外のかなりの地域で
停電が意図的に起こされる。
これまで経験したことのない事態に
視聴者の不安はピークに達していた。
報道ステーションでは古舘伊知郎キャスターとプロデューサーの私の協議で計画停電が実施される地域を都道府県レベルだけでなく市町村レベルまでどこよりも詳しく伝えることを決断した。
結果として我々の報道はどこよりも早く計画停電を伝えることになり
視聴者の強いニーズにこたえる放送となった。
視聴率は20%を超えた。
この経験が地域に密着した報道の重要性を私に認識させた。
>小木哲朗 -狛江・生活者ネットワーク

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